株価における日本の経済状況 - TOPIX vs S&P500 -

2021-07-02

株価はその国の経済動向を示します。この場合、「トレンド」で見ると、事の次第の推移が見えてくるものです。

以下は、日本の代表的指標であるTOPIX。米国はS&P500で比較してみました。 日経平均は政府・日銀が意図的に買っているので対象外、ダウは銘柄数が少ないので対象外としました。

お忘れかも知れませんが、日本のTOPIXはコロナ前でのさほどの伸びは示していません。消費税増税をし、アベノミクス効果が剥落し、「2020のオリンピックが終わったら日本やばい」とささやかれていました。 逆にトランプが暴れても何だかんだで米国の株は持ち上がっています。

さあ、そんな矢先の「コロナ禍」の到来です。米国株価は「上がりも凄いが下がりも凄い」。山高ければ谷深し。強烈です。30%以上の下落です。 日本も下がりましたが、もともとそれほど上がっていない(さがりつつあった)ので、20%ぐらいの下落です。

注目すべきは、「そこから」なのです。 日本はゆっくり回復するのに、米国は「猛烈に」上昇してゆきます。

「財政出動額の差」ではあるのですが、その「機敏さ」と「大胆さ」は歴然です。危機を前にして、米国と日本の差は株価推移だけ見てもよくわかります。事実、日本も財政出動額だけ見れば国際的にも相当に大きな規模で臨んでいますが、出し方・見せ方・説明の下手さが、その効果を減らしてしまっています。残念。

バイデン大統領になり、「The 大きな政府」を打ち出した米国。ワクチンも行き渡り、今では「ほぼバブル」状態です。インフレ懸念で利上げ(テーパリング)が話題になるほど好景気です。 半面、日本。 居酒屋が潰れるとか、ワクチンが何個ダメになったとか、職域接種が止まったとか、オリンピックで酒出すな、とか・・・とても明るい気分にはなりません。 なぜ、これほどネガティブ発想なのか。理由はいろいろありそうですが、その問題はまた次の機会に。 image