外国車が「日本カーオブザイヤー」

2013-11-23

11月22日、一般公開に先駆けて、東京モーターショーに行って来ました。

もちろんトヨタ、日産、ホンダ、などの国産メーカーのブースが大きさを競い合っている反面、
非常に目立っていたのが、フォルクスワーゲン、ベンツ、BMW、Audiなどのドイツ車、いわゆる「外国車勢」です。

大学時代、自動車マーケティングのゼミにいたので、私のマーケティング知識は自動車がベース。
特にメルセデスさんとベンツさんが世界で初めて「自動車」を創ったので、ドイツにとっては「お家芸」。
日本の「柔道」や「相撲」とおんなじですから、いくら日本が強くなっても、
​心の中では「ぽっと出が調子にのりおって・・」みたいな余裕があります。

その中で、今年の「日本カーオブザイヤー」に、なんとフォルクスワーゲンの「ゴルフ」が選ばれました。
あーなんという出来事!
私が初めて買った車が「ゴルフ」で、以降、ずーっとVWだったので、いい車だとは思っていました。
このゴルフは7代目ですが、非常に完成度が高い車です。選ばれるのは当然ですが、日本車だって
いろいろ出してきたんですけどねえ・・。

最近、日本の車には何か「挑戦心」みたいなものが無くなったような気がします。
「燃費」と「低価格」、「扱いやすさ」「パッケージングの使い勝手」など、
確かに普段使いの実用性については非常に力を入れています。
究極が「軽自動車」。「普段使い」ならそれでもOK。でもこれ、日本だけで売れる車。ガラパゴス車です。
携帯とおんなじで、国内だけで通用するモノは、長続きしません。税制が変わればあっという間に消え去るでしょう。

ただ、服で言えば「普段着」。一番楽なのは「ジャージ」。
つまり、「安くて着心地のいいジャージ」創りに奔走してきたように思えます。そこには、いわゆる「美しさ」とか「洗練さ」「所有する喜び」「ドライビングプレジャー(運転する喜び)」という価値は「ムダ」だとして切り捨てられています。

モノ作りの現場においても、変化が顕著だそうです。
「コスト」ばかりに目が行き、「創りたい車」より「売れる車」を作り、
クラフトマンシップを大事にせず、やみくもに経費削減したり・・。

結果、「売れる車」が無くなり、「魅力あるクルマ」は外国勢に。
しかも昔はお得意科目だった「エコ」についても、最近は欧州車が頑張っております。
日本勢も出すには出していますが、おもちゃみたいで全然かっこよくない。

でも日本にも望みはあります。
メルセデスもBMWも、コアの技術にはMade in Japanがごまんと詰め込んであります。
また、アジアの拠点は中国ではなく、日本に「敢えて」置いているメーカーもあります。
中国にコア技術を持って行くとすぐマネされちゃうし、信用ならないという訳です。EV技術も日本がダントツ。
日本のメーカーはもっと日本人のニーズをよく聞くか、ないしは、なぜゴルフやAudiがバカ売れしてるのか、
よく研究するのがよろしい。
黙っててもクラウンやカローラを会社で買ってくれた、そんな時代はもうとっくに終わりを告げています。

頑張れ、日本車。頑張れ、日本のモノ作り。

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ワーゲンのブースはコンパニオンにも力を入れています。