地熱発電

2013-05-05

温泉地を多く回っていますと、非常に反対意見が多いことに驚かされます。昔の地熱発電は、井戸を掘る→温泉の蒸気(ないしは温水)でタービンを回す→発電する、という手順だったため、「温泉が枯れる」だの「温度が変わる」だのと根拠があいまいなまま反対運動が続いていました。

しかし、今や時代は「バイナリー発電」。

これはどういうものかというと、沸点の低い触媒を使い、既に湧いている温泉の熱を使うというもの。パイプを通して熱交換するのですが、沸点が低いので温泉の温度を変えることはありません。

新しい技術といのは、古い慣習・慣行に影響を与えます。小水力だと水利権(おらの田んぼに水が来なくなっちゃう、とか)、温泉の場合だと温泉権(おらっちの温泉が温度さがったらどうすんだべ!)の利用が障害になります。

でも、反対している人たちも、技術の進歩をちゃんと理解してほしいと思います。環境を傷めないような技術革新は着々と進んでいます。源泉を持っているひととそうでないひとの格差が広がるなら、温泉組合でSPCを作り、平等に売電収入を分配するという方法もあります。

温泉地の活性化は長年のテーマではありますが、別府のような方法で「面の再生」を図る、というのはいかがでしょうか。 地面から温泉とキャッシュフローが湧いてくるなんて、とってもHOTだと思います。